気になるニュースがありましたIDECOの課税ルールの変更です
会社の普通の退職金の受け取りと、IDECOの受け取りとの間を5年開けておけば、両方とも有利な税率で受け取れていたものを改悪して、10年に変更するというもの60歳でIDECOを受け取って、65歳で会社の退職金を受け取ろうと計画していた人には痛手です60-65歳の間の生活費の足しにと当てにしていたIDECOの返戻金が減ってしまいますね
対抗策として考えられるのが、IDECOの年金受取です60歳から年金受取(毎年定額や定率で受け取るというもの)をすることにして、金額を退職所得控除(プラス基礎控除や配偶者控除・社会保険料控除など)の金額にできるだけ収めるようにすれば有利な税率で受け取れますそれで生活費が足りなければ年金の繰り上げ受給との組み合わせが考えられますね
繰り上げ受給は65歳以上の年金支給額も減るので、IDECOの年金受け取りに5年以上かかってしまう場合にも、65歳以上の年金にかかる税金を抑えられるのでお勧めです
このあたり、すぐに賢い方々からいろんな対抗策が公開されてくるものと思われますただ、結果として年金の繰り上げ受給が増えて、年金財政がますます苦しくなるという結果になりかねないと私は思いますね制度の新設や変更に際しては、全体最適をもう少し考えたら良いのになぁと思いました